はじめに
以下の記事にて画像も添付していますが
企業向け情報システムには保守性や床面積を考慮してラック搭載型の機器というタイプがあります。
その名の通り、ラック搭載型の機器は初期構築時にレールを設置して機器を持ち上げ、ラックに積む必要があります。この作業をラッキングと言ったりラックマウントと呼びます。
本記事では「サーバーやストレージってそもそもどれくらい重いの?5kg?50kg?」という方向けに実機を例に重さを記載しました。
ラックの重さ
Lenovo社のカタログを見ていましたが25Uと42Uのラックから値を抜き出してみました。
25U | 42U | |
---|---|---|
自重 | 100kg | 130kg |
最大搭載 | 600kg | 1000kg |
自重とはラック自体の重さで、最大搭載量とはそのラックに搭載できる機器の総重量(ラックの重さは除く)です。
つまりラックの重さは「100kg」超えします。そして、搭載できる重さは1Uあたり20kgあたり載せれる計算です。
サーバ/ストレージの重さ
サーバにも内臓ディスクを搭載できるものがあるため今回は同じ程度の重さとします。
例えば上記サーバのカタログを見ると重さに関しては「Maximum: 35.4 kg」と記載があります。
ただし中に搭載しているディスクの数などによっても差があるため20kg~30kgで出荷されることが多そうです。
もちろん、サーバやストレージの中には4Uを超える機器があり、それらは40kgを超えることもあります。
終わりに
ラックは100kg超え、2Uのサーバは20kg程度というのが個人的印象です。
このような機器のラッキングに対して一般的に30kg未満であれば2人、30kg以上であれば3人、50kg以上であれば4人が必要と言われています。
改めてそのような機器群を収めるラックは偉大です。
以上、ご参考になれば幸いです。