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【入門】企業向けサーバの中身と設計ポイント

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企業向けサーバ(サーバー)とは、例えばWebサーバやDBサーバといった業務処理を行うためのコンピュータ機器です。

そんな企業向けサーバはどのような構成なのでしょうか?
今回は一例として企業向けサーバを設計する際に意識する構成要素を列挙してみます。

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PowerSystems デモ画面より抜粋

ネットワークアダプタ

こちらは拡張スロットとしてPCIeの規格でサーバに差し込んでいます。いわゆる通信に利用され、一般的にはネットワークスイッチに接続されます。

上の画像で言うところの下側でスロットを差し込むことで口が外から見えるようになっています。

ファイバアダプタ

同じくPCIeにてFibre Channel Adapterが搭載されることがあり、こちらはストレージとの通信に利用します。

ちなみにイーサネットアダプタよりも転送速度が速いです。

例えばイーサネットではギガビットイーサネットといってギガビット/秒のイーサネットの規格を「GbE」と呼び、1GbE等で高速性を謳いますが、ファイバでは8Gb等をよく見かけます。

電源アダプタ

企業向けサーバでは100Vではなく「220-240V/10A」で動作する機器もあります。
もちろん電源アダプタは2つ以上存在し、別々の分電盤に接続することが求められます。

口の形も独特なものがあるため、機器を設置する場所の電源施設と接続するための規格確認は必須です。

メモリ

以下にパソコンに搭載されているメモリ用語を紹介しましたが

この用語はサーバにも当てはまりますが、さらに処理速度(4Gb等)が記載されていることが多く、容量も16GB以上あることも多いです。

CPU

そのCPUにコアがいくつ積まれているかがミソです。
8-core 4.1GHzなどなど。

CPUは複数積むことができる筐体もありますが、CPUを積むとそれを冷やすための大きなファンが積まれるのでカバーを開けると数が一目で分かります。
そして企業向けサーバの場合はCPUと一緒にそのコアを解放するProcessor Activationというものも併せて用意する必要があったりもします。

終わりに

企業向けサーバを設計する上でのポイントは主に上で紹介した「メモリは何GB?」「CPUは何コア?」「ネットワークポートはいくつ必要?」「ファイバポートはいくつ必要?」が考慮する観点です。電源は大体2つ。

自宅サーバのようにカスタマイズしつつ使うというよりかは、一度発注をかけるとEOSするまで利用することが多いのでこのあたりの中身を見る機会があればぜひ眺めてみてください。