はじめに
巷でよく聞くPCIeとはPCIExpressの略で、いわゆる拡張スロットの規格です。
ちなみに読み方はピーシーアイエクスプレスまたはピーシーアイイーと呼びます。
本記事ではピーシーアイイーと言われてもピンとこない人向けに、分かりやすく説明してみました。
PCIeとは?
以下の図はマザーボードの全体図です。
https://www.eidos.ic.i.u-tokyo.ac.jp/~tau/lecture/komaba_joho/gen2/slides/6-computer.pdf より画像を抜粋
右側にある拡張スロットという括りでPCIという文言が確認できますね。
そもそもPCIはPeripheral Component Interconnectの略で主にCPUと周辺機器を接続するための規格でした。そのPCIの新しい規格がPCIeです。
peripheral
【形】 周囲の、周辺的な
《コ》周辺機器[装置]の
《医》〔神経の〕末梢の
【発音】pərífərəl【カナ】ペリフェラル
スロットの長さによってもさらにPCIeは細分化されます。
サイズによってPCIe x 1、PCIe x 4、PCIe x 8...等と名称が変わり、後ろの数字が大きいほど高速伝送が可能です。
PCIeの特徴
旧規格であるPCIとPCIExpressの一番の違いはパラレル伝送かシリアル伝送かにあります。
以下の記事でも高速化を求めてパラレルからシリアルという流れを紹介しましたが、新しい規格であるPCI Expressもシリアル伝送です。
ちなみにPCIeはPCI-SIGというIT企業のコンソーシアムによって標準化されています。
https://pcisig.com/
終わりに
PCIeとは拡張スロットの規格で、パソコンやサーバにてネットワークポートを追加したりGPUを追加したりする際に登場する規格です。
以上、ご参考になれば幸いです。