最後に実行された結果を取得する便利な変数
R言語では最後に評価された値を.Last.value
で参照することができます。
.L と 入れてTabキーで補完すれば候補として表示されるので覚えておくとどこかで役立つやもしれません。
> .L .Last.value .Library .Library.site > .L
実行結果の例
> 1+2 [1] 3 > .Last.value [1] 3
気を付けるべきなのは標準出力したものではなく最後に評価された値が格納される点です。
> 1+2 [1] 3 > .Last.value [1] 3 > a <- 1+3 > .Last.value [1] 4
例えば乱数のような一度きりの値も最後の値をきちんと保持しています。
> rpois(10,2) [1] 4 3 2 3 4 4 1 4 3 3 > rpois(10,2) [1] 2 3 1 0 1 4 1 1 2 2 > rpois(10,2) [1] 2 5 0 1 7 4 2 4 1 1 > .Last.value [1] 2 5 0 1 7 4 2 4 1 1
特にスクリプトでは一度きりの返り値を変数に格納する手間が省けて便利です。
以上、R言語のTipsを備忘録として記した記事でした。