はじめに
ストレージに関する資料を読んでいた時にHSMとSCMというのが特に解説なしで記載されていました。
初見の用語だったので調べた際のメモを後続の方向けに残しておきます。
HSMとは?
Hierarchical storage managementの略で、日本語に直すと「階層型データストレージ管理」です。
要は、高速なストレージ媒体と低速な媒体との間でデータを自動的に移動させるデータストレージ技術を指していて、キャッシュメモリのようなイメージが近いです。
例えばNVMeのSSDとHDDがあるのであれば、データのアクセス頻度が多いものをSSD側に自動で配置することでアプリ側からのアクセス向上に繋がります。
SCMとは?
Storage Class Memoryの略で、ストレージ・クラス・メモリーという用語でメモリーを分類した際のジャンルです。
立ち位置としては「フラッシュメモリーより高速かつSRAM/DRAMより低速といった階層にいます。以下の図が参考になります。
ちなみに上記で登場するMRAMとはMagnetoresistive RAMのことで、磁性体の電子のスピンの向きで1/0を管理する機構のメモリーを指しています。
終わりに
ストレージ領域はインフラエンジニアが扱う領域かつ最近はクラウド化もあって触る機会が少ないですが、スキルとしては価値があるので用語レベルでも覚えておきたいです。