(O+P)ut

OutPut Log by SE in SIer



(O+P)ut

Output Log By Engineer

【入門】静止点とは?

スポンサーリンク

はじめに

システムのバックアップを取得する際に重要な「静止点」または「断面」という用語、馴染みがないわりには書籍等では当たり前のように記述されることがあります。

本記事では「静止点」という用語を初めて聞いた人に向けて、分かりやすく解説します。

静止点とはバックアップする際の断面

結論から言うと、静止点とは「データの更新が行われていない状態」です。文字通りデータが静止している状態です。

日常的にパソコンを使っている際に、静止点というのを意識することはないと思います。
例えばファイルを別の箇所にコピーする、いわゆるバックアップを取る際は気にする必要がありません。

静止点を意識する必要があるのは、例えばサービス提供中アプリのデータベースのように動的に更新がかかっているデータをバックアップする場合です。

口座から口座へデータを移すような処理は一連の処理を途中で切って断面として保持してしまうとデータの一貫性が保持できず、そのデータを用いて復旧した際にアプリから見れば正常な状態で復旧できたことにはなりません。

それを避けるために、データの更新が行われない状況、いわゆる静止点を作成し、バックアップが完了するまで静止点を確保し続ける必要があります。

どうすれば静止点を作成できるのか?

最も簡単な方法は「データの変更を一時的に止める」ことです。

極論ですが、アプリケーションを落としてしまえばデータの更新が止まるため、静止点が確保できます。

もう一つは、データの更新を別領域で行うように退避させることでデータの更新が入らない状況をディスク上に作り出す手法です。
これは「スナップショット技術」と呼ばれ、ソフトウェアやストレージの機能にて提供されていたりします。

終わりに

静止点とは、バックアップを取得する際に重要なポイントで、データの更新が発生しない状態を指します。

主にデータベースやストレージの技術書にて登場するこのワードですが、手法はどうであれ肝は、ディスクへの I/O処理を一時的に中断することにあります。

日常的には聞かない用語ですが、頭の片隅に入れておくとどこかで役に立つかもしれません。
以上、ご参考になれば幸いです。


他の記事を読む