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【入門】ディープウェブとダークウェブの違いは?

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はじめに

ディープウェブやダークウェブという用語を耳にすることがありますが、実態が分かりづらい用語なので簡単に解説してみました。

ポイントは

  • どちらも任意のWebブラウザでは検索対象にならない
  • 検索対象にならない中でも主に違法性のあるコンテンツがダークウェブ

です。

これらの用語は「クラウド」や「RPA」といったように、定義が人によって曖昧な部分もあるので一意見として参考程度に閲覧ください。

ディープウェブとは?

こちらは任意の端末からアクセスされないデータを指します。

特段アンダーグランドなデータではなく、例えば友達以外に非公開なFacebookへの書き込みも該当する意味が広い用語です。逆に、Webブラウザの検索窓に入力してアクセス可能なものをサーフェイスウェブと呼んだりします。

以下の図はそれを表しており、ディープウェブの欄には特定のグループ内でのみアクセスされるデータが例に挙がっています。
それこそ、企業内のイントラネットワーク内に保管されている社内Wikiのようなものもディープウェブです。また、会員情報を用いたログインが閲覧に必要な情報もディープウェブです。
f:id:mtiit:20191106174151j:plain
https://www.cnews.cz/co-je-to-deep-invisible-hluboky-dark-temny-web より画像抜粋

ダークウェブとは?

こちらは、データ自身に違法性がある場合に利用されます。

例えば、以下の記事にて解説したようにTorネットワーク内に保管されるものを指します。

上記を読めば分かりますが、ゲートウェイサーバを介してインターネットから隔離された空間にアクセスするのはTorでも企業用VPNでも同じです。ただ、Torは主に違法性があるデータであるためアクセス履歴を追えないようにしていて、後者は主に秘匿性があるデータを特定ユーザのみに絞って提供しています。

要は標準的なWebブラウザの検索窓は到達できないデータという点ではディープウェブと同じなのですが、インターネットの闇市場として使用されている点がダークウェブの特徴となっています。

まとめ

サーフェースウェブではないデータにディープウェブとダークウェブがあり、どちらも専用のアクセス方法を用いる必要があります。そして、前者は主に非公開のデータの共有で利用され、後者は主にアクセス履歴を秘匿を保証した上でのデータ共有で利用されます。

そのような利用形態の違いもあり、ダークウェブは違法性が絡んでくる点が大きな違いです。

以上、ご参考になれば幸いです。