はじめに
タイトルの通りですがWebEXで会議を行う際のプロセスを確認し、会議中にのみ起動しているプロセス名が分かったので知見をシェアしておきます。
WebEXとはCisco社が提供しているWeb会議ツールで、ZoomやTeamsやJitsiが競合となります。
環境情報
- Cygwin : GNU bash, バージョン 4.4.12(3)-release
- WebEX : ClientBuildVersion=40.6.6.7
プロセスを確認する
タスクマネージャでは以下のプロセスと以下のプロセスが確認できます。
前者のプロセスは以下にあるスタートメニューで後者が会議中に開かれるウィンドウに対応していました。
同プロセスの「ファイルの場所を開く」を確認すると下記のフォルダ配下にある「webexmta.exe」が実体でした。
C:\Users\xx\AppData\Local\WebEx\WebEx\Meetings
試しにWindowsプロセスをCygwin上で確認すると以下が確認でき
$ ps -W | grep -i webex C:\Users\xx\AppData\Local\WebEx\ciscowebexstart.exe C:\Users\xx\AppData\Local\WebEx\WebEx\Applications\ptoneclk.exe C:\Users\xx\AppData\Local\WebEx\WebEx\Applications\ptsrv.exe C:\Users\xx\AppData\Local\WebEx\WebEx\Applications\ptMeetingsHost.exe C:\Users\xx\AppData\Local\WebEx\WebEx\Applications\ptMeetingsHost.exe C:\Users\xx\AppData\Local\WebEx\WebEx\Meetings\atmgr.exe C:\Users\xx\AppData\Local\WebEx\WebEx\Meetings\webexmta.exe
会議ウィンドウを消去すると「webexmta.exe」のみプロセスがダウンしました。
よって残りは起動にかかわらず動作しているプロセスで「webexmta.exe」が起動しているか否かでWebEXで会議中か否かが判定できます。
終わりに
WebEXで会議中か否かを確認するプロセスを特定しました。
プロセスを確認して以下であれば会議中ではなく
$ ps -W | grep webexmta.exe | wc -l 0
以下であれば会議中であることが分かります。
$ ps -W | grep webexmta.exe | wc -l 1
この情報を使って「会議中はSlackのステータスを変える」などが可能になります。同様のことに興味がある方の参考になれば幸いです。