はじめに
ジョブスケジューラのJP1構築の参考として
- Linux側にJP1/Base&Jp1/Managerをインストール
- Windows側にViewをインストール
- ViewからManagerに接続
を実施した流れを記載します。
環境情報
- JP1AJS_1260L01
- JP1AJS_1260W01
Manager(Linux)側のインストール
モジュール(JP1AJS_1260L01_P1.iso)を配置した上で展開し、以下のディレクトリにあるLINUX/SETUPからインストールを行います。
# find JP1AJS_1260L01_P1 | grep -i setup JP1AJS_1260L01_P1/LINUX/SETUP JP1AJS_1260L01_P1/X64LIN/SETUP
尚、環境によってはJP1/Baseインストール時に以下のモジュール不足でエラーとなる場合があります。
$ yum install libstdc++.i686 $ yum install libuuid.i686
JP1/Base,JP1/Managerのインストールが成功するとSETUP後の画面にL) List Installed Software.
にて以下のように表示されます。
PP-No. VR Install date PP-NAME 001 P-812C-6LCL 125004(T) ... JP1/Base 002 P-CC8112-4KCL 1260 (T) ... JP1/AJS3 - Manager
Manager(Linux)側の初期設定
JP1/Baseにて認証サーバの登録として自身のホスト名を追加した上で
$ /opt/jp1base/bin/jbssetusrsrv test
JP1/Base(イベントサービス,ユーザー管理機能を含むプロセス管理機能,ログファイルトラップ管理デーモン)を起動します。
$ /etc/opt/jp1base/jbs_start.model Please wait a minutes, now starting JP1/Base... KAJP1001-I test: The event server will now start. KAJP1002-I test: The event server is ready. KAVA3400-I The log-file trap management daemon will now start. KAVB3690-I Processing to report the status of JP1_BASE has started. Display the running processes process name process ID jbscomd 49823 jbsroute 49824 jcocmd 49825 jbssessionmgr 49826 jbsplugin 49827 jbshcd 49828 jbshchostd 49829 jbssrvmgr 49860 jbslcact 49861 KAVB3691-I All the processes have started.
続いてManagerの起動は以下で実施します。
$ /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd
尚、それぞれの起動確認は以下で行えます。
# JP1/Base $ /opt/jp1base/bin/jbs_spmd_status # JP1/Manager $ /opt/jp1ajs2/bin/jajs_status
View(Windows)側のインストール
モジュール(JP1AJS_1260W01_P1.iso)を配置した上で展開し、JP1AJS_1260W01_P/HCD_INST.EXEを実行します。
GUIのインストーラが起動し、その中でユーザ名/所属を入力する欄があるので任意のユーザ名を入れて「次へ」をクリックするとインストールが完了。その後に手動で再起動します。
再起動後は以下のようにJP1の関連アプリケーションがインストールされているのでジョブシステム運用を実行し、ホスト名(IPアドレス)、ユーザ名jp1admin、パスワードjp1adminとして接続すれば以下の画面が開きます。
終わりに
JP1/AJS3 V12を動かすための初期設定を実施した流れを記載しました。同ツールは評価版として期間限定でも利用できるので、気になる方は参考にインストールしてみてください。
以上。