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【e-config】MES用の構成ファイルを作成

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はじめに

主にAIXで採用されるPowerSystemsといったIBM製品の構成ファイル作成を支援するe-config、こちらのツールに関してネット上に情報があまりないので備忘録としてタイトルの作業の流れを記載しておきます。

ちなみにMES*1とはある機器に装置を追加したりアップグレードすることを指します。

手順

用意するもの

MESしたい機器の構成情報が記載されている構成ファイル
cfr形式,ret形式 など)

作業ステップ

コンフィグファイルの読み込み

econfigのトップ画面にて
Portfolio > Add Upgrade MES or Restore CFReport
を選択します。
f:id:mtiit:20190405134224p:plain
上記画面が表示されるので「Import local file」を選択します。「Edit before importing」のチェックを外してください。

用意したファイルを選択すると構成が読み込まれます。

構成を変更する

以下のタブから

  • Diagram (変更後の構成)
  • BaseDiagram (元ファイルの構成)
  • Message (構成に関するエラー/警告メッセージ)
  • Proposed (変更に伴う提案)

Diagramを選択します。
機器の図が表示されるので、対象機器の上でダブルクリックを行い、変更を加えます。

例えば元の構成が4つのメモリを搭載しておりそれを8つに変更したければ

Memory Base Proposal
XXXX XXGB Memory 6

Memory Base Proposal
XXXX XXGB Memory 6 8

とし、「Configure」ボタンを押下します。

変更がProposalに反映されていることを確認します。
問題なければチェックマークでValidateしてください。

変更した修正を出力する

CFRの箇所で右クリックを行い、「Export Option ...」を選択します。
f:id:mtiit:20190405134826p:plain

以下のように出力したいファイル形式が選択できるので必要ファイルをチェックしてExportを押下します。
f:id:mtiit:20190405134847p:plain

出力先として指定したディレクトリにファイルが出力されますので、内容を確認します。

以上、同様の作業を行う方の参考になれば幸いです。

*1:MES : Miscellaneous equipment specificationの略