はじめに
主にAIXで採用されるPowerSystemsといったIBM製品の構成ファイル作成を支援するe-config、こちらのツールに関してネット上に情報があまりないので備忘録としてタイトルの作業の流れを記載しておきます。
手順
用意するもの
ソフトウェアを付与したい機器のハードウェア構成情報が記載されている構成ファイル
(cfr形式,ret形式 など)
作業ステップ
コンフィグファイルの読み込み
econfigのトップ画面にて
Portfolio > Add Upgrade MES or Restore CFReport
を選択します。
上記画面が表示されるので「Import local file」を選択します。「Edit before importing」のチェックを外してください。
用意したファイルを選択すると構成が読み込まれます。
構成を変更する
「Sys-Upgrade」の画面を見ると該当ハードウェアの「Software Product」という項目があります。
こちらをダブルクリックすれば以下のタブが存在します。
- Product Categories
- Product Selections
- Package Selections
- Shared Preferences
- Host Info
こちらから必要なソフトウェア製品を選定し「Add Products」をした後に「Configure」を行います。
画面の「Messages」タブにて警告やValidationのチェックを行えば、構成は完了です。
変更した修正を出力する
CFRの箇所で右クリックを行い、「Export Option ...」を選択します。
以下のように出力したいファイル形式が選択できるので必要ファイルをチェックしてExportを押下します。
出力先として指定したディレクトリにファイルが出力されますので、内容を確認します。
以上、同様の作業を行う方の参考になれば幸いです。