GCPとは?
GoogleComputeEngineというGoogle社が提供するInfrastructure as a Service(IaaS)があります。このクラウド環境を含めたプラットフォーム全体をGoogleCloudPlatform(GCP)と呼びます。
GCPの全容は以下です。
- コンピューティング
- ストレージ
- ネットワーキング
- STACKDRIVER
- ツール
- ビッグデータ
- 人工知能
一方でGoogleMapなどを含めてもGCPを意味しているので、今回はクラウドを意味するコンピューティングに特化して解説します。
Iaasとは?
入門記事ということで、XaaSの違いを以下に示しておきます。
SaaS vs PaaS vs IaaS: What’s The Difference and How To Choose – BMC Blogs から画像を抜粋
IaaSということでOSから利用者が選定でき、多くのLinuxディストリビューションやWindowsServerが対応されています。
グローバルシェアに関してですが、パブリッククラウドにおいてはAmazonが提供するAWSが圧倒的な1位、続いて、マイクロソフト,アリババ,IBMといった顔ぶれにGoogleも並んでいる形です。
では、Google Compute Engine(≒GCP)の強みはなんでしょうか。
GCEの強み
GCEの公式ページには、セキュリティ対策や世界規模のインフラとネットワーク網が提供できること、など多々挙げられていますが、一番の強みは上に載せるアプリケーションだと思います。
例えば、Google社が開発している機械学習やディープラーニング技術はGCEでも提供されています。
Google自体がデータビジネスである以上、この分野の開発はトップスピードで行われており、その恩恵をサービスとして利用できるという強みです。
Googleのクラウドにて提供されているプロダクトをText2Mindmapで可視化しました。
(記事執筆時にアジアで提供されているもの)
ジャンルとして「機械学習とビッグデータ」という項目を用意していることからもGoogleの自信が伺えます。
1カ月 GoogleCloudPlatformを利用してみて
RedHat Enterprise Linux 7 を 1CPU , メモリ3.75GBで利用しました。
バッチをがりがり動かしたりしましたが、困る場面がなくこの料金。
2019年6月1日~30日
Compute Engine N1 Predefined Instance Ram running in Americas: 2699.873 ギガバイト-時間 [通貨換算: USD から JPY(レート 109.34 を使用)]
¥1,251
2019年6月1日~30日
Compute Engine N1 Predefined Instance Core running in Americas: 719.966 時間 [通貨換算: USD から JPY(レート 109.34 を使用)]
¥2,488
2019年6月1日~30日
Compute Engine Licensing Fee for RedHat Enterprise Linux 7 on VM with 1 to 4 VCPU: 719.966 時間 [通貨換算: USD から JPY(レート 109.34 を使用)]
¥4,723
2019年6月1日
RHELで動かしている企業システムにおいても、セキュリティの都合が取れるのであればクラウドへの移行は本気で検討する必要があるな、と感じました。
まとめ
GoogleComputerEngine、略してGCEとしてインフラエンジニアにおいては耳にする機会があると思います。
有効期間内であれば無料で利用できるので、私も触ってみようと思います。
以上、Googleのパブリッククラウドに関する入門記事でした。