はじめに
bash環境で動作する便利コマンドにtmpmailというものがあるとOSS紹介サイトのMOONGIFTで取り上げられていました。
一時的な捨てメール アドレスを作成してそこに届いたメールがコマンドから読めるので、例えばメール認証などで利用ができます。今回はCygwin環境で実際に利用してみました。
尚、Githubは以下。
環境情報
- Windows10&Cygwin
$ bash --version GNU bash, バージョン 4.4.12(3)-release (x86_64-unknown-cygwin)
- tmpmail 1.1.2
インストール
下記でインストールできます。
$ curl -L "https://git.io/tmpmail" > tmpmail && chmod +x tmpmail
実体はテキストで
$ file tmpmail tmpmail: a /usr/bin/env sh script, ASCII text executable
冒頭に前提となっている3つのコマンドが記載されています。
$ head tmpmail #!/usr/bin/env sh ... # Dependencies: jq, curl, w3m ...
これらが入っていない場合は事前にインストールが必要です。
$ apt-cyg install w3m ...
最後にtmpmailコマンドのパスを通せば事前準備完了です。
$ which tmpmail /usr/local/bin/tmpmail
tmpmailを利用する
generateをオプションで付与するとメールアドレスが
$ tmpmail --generate zgte6xxxxxxx@1secmail.com
上記のように生成されます。
この状態で引数なしでコマンドを叩くと受信メールの概要が確認できます。
$ tmpmail [ Inbox for zgte6xxxxxxx@1secmail.com ] No new mail
試しに同アドレスにgmailからタイトル「test」&本文「hoge」でメールを送ると
$ tmpmail [ Inbox for zgte6xxxxxxx@1secmail.com ] 89894781 hoge@gmail.com test
上記のように数値列がメールに紐づくので引数に文字列を入れると
$ tmpmail 89894781
CUI上でメール本文が確認できます。
To: zgte6xxxxxxx@1secmail.com From: hoge@gmail.com Subject: test hoge
閉じる場合は「q」キーを押すと下部に
Do you want to exit w3m? (y/n)
と出るので「y」キーを押します。
終わりに
一度きりの認証時に利用できる便利コマンドですね。
継続的にやり取りが発生しないことが確信できている場合は有用だと感じました。