はじめに
Rocketchat(ロケットチャット)ではSlack同様に絵文字スタンプがあり、画像ファイルが手元にあればカスタム絵文字として登録可能です。
本記事では実際にカスタム絵文字を使う流れについて紹介します。ただしデフォルト設定では管理者権限が必要です。
環境情報
- Rocket.Chat Version: 3.2.2
カスタム絵文字の管理
ROOT_URLをlocalhostにしている場合は以下から同設定が可能です。
http://localhost:3000/admin/emoji-custom
プラスマークをクリックすれば以下のようにGUI上で画像を選択します。
今回は「Test」という画像を以下のように追加しました。
名前 : test
エイリアス : tes
Image : test.png
ちなみに画像の縦横サイズは特に揃えなくても追加できましたし、GridFSを採用しているのファイルサイズが大きくても登録可能です。
追加したデータはMongoDB上でも確認可能です。
> db.rocketchat_custom_emoji.find() { "_id" : "S964RLQyfMtYjETzr", "name" : "test", "aliases" : [ "tes" ], "extension" : "png", "_updatedAt" : ISODate("..") }
ファイルの実体に関する情報は以下に確認できます。
> db.custom_emoji.chunks.find() { "_id" : ObjectId("5ebf6af2faa1476dbb098fe9"), "files_id" : "test.png", "n" : 0, "data" : BinData(0,"iVB..CYII=") }
メッセージ画面で利用する
メッセージ画面の絵文字ボタンをクリックすると選択でき、実体は以下としてメッセージ上は流れます。
:test:
途中まで打てば候補として画面に表示されます。
ここで登録した絵文字群はMongoDBに格納されているのでroketchatデータベースのdumpファイルがあれば以下のようにリストアすることでそのまま別環境でも利用できます。
$ mongorestore --port 27017 --drop -d rocketchat rocketchat/
終わりに
いくつか画像を絵文字として登録してみましたが、横長の画像は横長のままで縮小されるので使い勝手はいいように感じました。
Slackなのでもそうですが絵文字のみでのやり取りもチャットツールの醍醐味なので、ぜひユニークな絵文字を登録してみてください。