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【Linux/iSCSI】multipath環境におけるディスクのサイズ拡張

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はじめに

サーバの外部ストレージにてInternet Small Computer System Interface(ISCSI)を採用する場合、冗長性やパフォーマンスの向上のためにMULTIPATH設定を行います。

同設定が入っている場合にターゲット側を拡張した際のイニシエーター側の作業手順について記載しました。

環境情報
  • Red Hat Enterprise Linux Server 7.9

iSCSIを再スキャン

イニシエーター側でブロック情報を見るとディスクサイズは変更前で見えているので

# lsblk 
NAME                                    MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE  MOUNTPOINT
sda                                       ...  100G  0 disk  
`-XX     ... 100G  0 mpath 
  `-YY ...   100G  0 part  ...

以下で確立しているセッションを確認をしてディスクサイズに変更を加えたターゲット名(iqn...)をメモします。

# iscsiadm -m session -o show
tcp: [1] ... iqn.XX ...

あとはiscsiadmコマンドの以下オプションにて再スキャンをすべく

 -R,  --rescan
              In  session mode, if sid is also passed in rescan the session. If no sid has been passed in  rescan all running sessions.
              In node mode, rescan a session running through the target, portal, iface tuple passed in.

ターゲット名を指定して以下コマンドを押下すると

# iscsiadm -m node --targetname  iqn.XX -R
Rescanning session [sid: 1, target: iqnXX, portal: ...]

ディスクとしての容量の見え方が変化します。

# lsblk
NAME                                    MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE  MOUNTPOINT
sda                                       ...  200G  0 disk  
`-XX     ... 100G  0 mpath 
  `-YY ...   100G  0 part  ...

マルチパス情報を更新

以下コマンドでマルチパス情報を表示すると

# multipath -l

以下のように情報が表示されるのでmpath名をメモした上で

YY ... ,LUN C-Mode
size=100G features='queue_if_no_path...'hwhandler='1 alua' wp=rw
|-+- policy='round-robin 0' prio=0 status=active
| `-... active undef running
`-+- policy='round-robin 0' prio=0 status=enabled
  `- ... active undef running

以下コマンドを押下すると

# multipathd -k"resize map YY"
ok

mpathの領域も拡張されて見えるようになります。

# lsblk 
NAME                                    MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE  MOUNTPOINT
sda                                       ...  200G  0 disk  
`-XX     ... 200G  0 mpath 
  `-YY ...   100G  0 part  ...

終わりに

マルチパス環境ではiSCSIのコマンドだけでなくマルチパスのデバイスマップ部分の更新も必要となります。
ここまでは終われば基盤観点でパーティションを切りなおして拡張することでファイルシステムも拡張できます。

以上、ご参考になれば幸いです。


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