EaseUSとは「イーザス」と呼ばれるデータリカバリーソフト(データ復元ソフト)で、具体的に公式HPにて以下のように紹介されています。
EaseUSは、個人、法人のお客様にWindows、Mac、iOS、Android環境でのデータセキュリティまたはドライブ管理サービスを提供しています。
本記事では、EaseUS Data Recovery Wizardを利用して実際にデータを復元する流れを紹介します。
ちなみに本ツールは、制約(最大2GBまでのデータ復元等)はあるもののFree版を無償で利用できるので、企業用PCだけでなく個人用PCでも気軽に利用可能です。今回も無償版の機能で復元を実施しています。
データ復元ソフトの役割
Windowsであれば定期的にシステムバックアップを取る事で、そのバックアップファイルを利用することでバックアップを取得した時点の内容に復元することが可能です。
一方で、直近のバックアップ取得からの間に消去してしまったファイルやシステム不具合で消失したファイルはバックアップに含まれていないため一般的には回復できません。
そのような場合には、ディスク上に残っているデータ(ファイルエクスプローラ等からは見えない)を再度OS上から見える状態にする必要があります。それが「データ復元ソフト」の役割です。
インストール
以下サイトでインストールが可能です。今回はWindows10で作動させています。
実際にインストールファイルを起動すると以下のような画面となります。
復元対象を選択してスキャン
今回は「ゴミ箱」を復元することにします。ゴミ箱は「空にする」とファイルはOS上から見えなくなりますし、一定期間たつと消えてしまうため復旧対象としてもよくあると思います。
スキャン結果の確認
スキャンした結果は以下のようになりました。
ユーザが作成したファイルはUserフォルダ以下に溜まっていきますが、ゴミ箱の中にはそれ以外の一時ファイル等も大量に入っていたことが分かります。
今回は以下のように捨ててしまったパワーポイントファイルを復元させることにします。
リカバリー(復元)
以下のようにリカバリーを選択することで
リカバリー作業が完了しました。
リカバリーしたファイルは以下のように作成された「Easeus」フォルダの中の「確認する」フォルダの中に復元されていました。
$ tree Easeus\ 24\ 21_49/ Easeus 24 21_49/ └── 確認する └── ~$プレゼンテーション2.pptx 1 directory, 1 file
ファイルもきちんとパワーポイントで開けました。
終わりに
EaseUS Data Recovery Wizardですが、データ復元の対象となるメディアはパソコン本体に搭載されているハードディスクだけではなくUSBメモリー等でも利用できるのも特徴です。
人間が作業する以上、ファイルを誤って削除してしまう「ヒューマンエラー」の可能性は0にはできません。
上記を考慮すれば、事前に「どのような復元ツールをどうすれば何ができるのか?」を抑えておくことは重要です。
本ツールを利用したファイルやフォルダの復旧手順や、他の機能については以下の公式ページにて確認可能ですので、ぜひ参考にしてみてください。
以上、パソコンで利用できるデータ復元ソフトのPR記事でした。