M-1グランプリ
M-1グランプリと聞くと、1年の終わりを感じますね。
通称「M-1」ですが、2018年は4640組がエントリーして10組が決勝に上がるという狭き門でした。
個人的には、あの特徴的な出囃子が何かこの大会をさらに権威づけている気がします。
SNSの声
今年もM-1放送中はSNSはM-1一色でした。
実際、審査員の採点とSNSの声が相違するのもよくある話で、SNSを眺めるのもまたM1の楽しみの一つでもあります。
今回は、M1グランプリ決勝戦のSNS可視化を行いました。
分析
1つ目の観点 : 感情の推移
Yahoo!ではSNS投稿の特定のキーワードをポジティブ/ネガティブで判定して数値を算出しています。
こちらの%部分の数字を取得します。
ポジティブの%が高ければ視聴者からは好評で、ネガティブの%が高ければ不評という考え方です。
検索ワードは以下のグループ名とします。
- 霜降り明星
- スーパーマラドーナ
- トムブラウン
- 和牛
- ギャロップ
- 見取り図
- かまいたち
- ゆにばーす
- ジャルジャル
- ミキ
2つ目の観点:トレンド
同じくYahoo!ではSNS投稿のホットトレンドをTop20として公開しています。
こちらのトピックと順位を見ることで、コンビ名のトレンドランキングが得られます。
もちろんいい順位で入っていればそれだけ話題になっているということですが、悪い話題の可能性もあるので1の感情も参考にして可視化します。
1,2の計測時間と間隔
M-1の敗者復活が発表された19:15頃から放送終了から1時間たった23:00までをデータ取得範囲としました。
そして、計測は5分間隔としますので
3時間45分 = 225分 = 5分 x 45回
45箇所でデータを取得しました。
以下が、そのデータとなります。
SNSデータの可視化
グラフの見方
左側の目盛りにポジティブネガティブの%を、
右側の目盛りにトレンドのランキングを最大20として表示しました。
トレンドは少し分かりづらいですが、
トレンド1位であれば20、トレンド20位なら1、圏外なら0という計算となります。
グラフは色をつけており、
赤色がポジティブの%
青色がネガティブ意見の%
黒色点線がトレンドランキングです。
見取り図
ネタ順 | 1 |
---|---|
点数 | 606点 (9位) |
特徴 :
- 出番前からポジティブ意見高め
- 出番後もポジション意見高め
- トレンドは出番後にピーク後ゆるやかに失速
スーパーマラドーナ
ネタ順 | 2 |
---|---|
点数 | 617点 (7位) |
※トレンド順位は「スーマラ」
特徴 :
- ポジティブ意見低め
- トレンドが出番後に一度目のピーク
- 二度目のピークが少し経って発生
かまいたち
ネタ順 | 3 |
---|---|
点数 | 636点 (7位) |
特徴 :
- 出番後からポジティブ意見増加
- 後半に従いネガティブ意見も増加
- トレンドは長らく上位キープするも終盤で失速
ジャルジャル
ネタ順 | 4 |
---|---|
点数 | 647点 (3位) |
最終決戦 | 0票 (3位) |
特徴 :
- 出番前からトレンド入り
- 出番後にポジティブ意見増加
- トレンドも上位キープ
ギャロップ
ネタ順 | 5 |
---|---|
点数 | 614点 (8位) |
特徴 :
- 出番後にポジティブ意見増加
- 出番後にトレンド増加するも、大きくは順位を上げれず
- トレンドの失速はせず
ゆにばーす
ネタ順 | 6 |
---|---|
点数 | 594点 (10位) |
特徴 :
- 出番前にトレンド上位
- 出番後もトレンドを挙げるが出番前を上回らず
- ネガティブな意見は多くない
ミキ
ネタ順 | 7 |
---|---|
点数 | 638点 (4位) |
特徴 :
- 敗者復活の影響で出番前からトレンド上位
- 出番後のポジティブ意見は微増
- ネガティブ意見も高め
トム・ブラウン
ネタ順 | 8 |
---|---|
点数 | 594点 (10位) |
特徴 :
- ネガティブな意見高め
- 出番後もポジティブ意見は微増
- トレンドは失速せず
霜降り明星
ネタ順 | 9 |
---|---|
点数 | 662点 (1位) |
最終決戦 | 4票 (1位) |
特徴 :
- 2段階でトレンド順位増加
- ポジティブ意見高め
- ネガティブ意見が少ない
和牛
ネタ順 | 10 |
---|---|
点数 | 656点 (2位) |
最終決戦 | 3票 (2位) |
特徴 :
- ポジティブ意見は出番後緩やかに増加
- ネガティブ意見も出番後緩やかに増加
- 終盤のトレンド1位
終わりに
トレンドランキングの変遷を動画にしたのは以下です。
上の動画を見ると分かりますが、ネタのフレーズや審査員までトレンドになったりしています。
以上、2018年M1決勝のSNS分析でした。