はじめに
WACsとは、IBMが提供するフレームワークで、WebSphere Application Server 周りのドキュメントに目を通していると出てくることがあります。
Googleで検索してもドキュメントがあまり見当たらないので簡単にポイントを備忘としてメモしておきました。
読み方は「ワックス」と呼ばれていますが、RAD同様にアプリケーション開発基盤として採用している現場は見かけます。
WACs の基礎情報
役割
IBMが提供する開発フレームワークです。
Javaアプリケーション・システム構築を通じて培ったノウハウを凝縮していると謳われており求人情報の開発環境の中にWACsという用語があったりします。「Ruby on Rails」のような立ち位置です。
略称
Web Application ComponentsSの略です。
試しに「Web Application Components」で検索しても全く関係ない記事で溢れています。
2000年代にVer.1が発表されたようですが、SEOとしては普遍的な名前所以ヒットしづらいのが難点です。これは、運用構成ツールのChefにも通じるデメリットのように思えます。
強み
JavaTM言語によるシステム構築に必要な機能と支援ツールを統合したアプリケーション基盤とのこと。
要はアプリケーションサーバとして利用することもできるんですね。
導入前提
WAS及びJDK が導入の前提のようです。
イメージとしては、WASとJDKの上にWACsが乗っていてWACsの上にWACsのカスタマイズ部品や共通部品が乗っている構成です。
おまけ
さっきから出てきてるWASとはなんぞや?という方は以下の入門記事を流し読みしていただければこちらもイメージが掴めると思います。
以上です。