本記事は、日本発の仮想通貨(暗号通貨)である
- モナコイン
- BitZeny
の基礎情報を記載しました。
ピックアップするのは「誕生時期」「総発行枚数」「ブロック生成時間」「ブロック報酬」、この4つの観点となります。
モナコインとBitZenyの基礎情報
誕生時期
モナコイン:2013年末
BitZeny:2014年末
モナコインが1年ほど前に先行して誕生した、という時系列となっています。
ちなみに、仮想通貨の先駆けであるビットコインは2009年末に誕生しています。
ビットコイン以外にも仮想通貨は有象無象あり、乱立しているとも言えます。いかにもバブル感があります。
2017年12月1日 – ゼロから始める仮想通貨より画像抜粋
総発行枚数
モナコイン:約1億枚
BitZeny:約2億枚
多くの仮想通貨は上限が決まっており、新たに発行される枚数の半減期というものが設定されています。*1
ちなみに、ビットコインの半減期は2020年頃に来るのでそうなるとマイニング報酬目当てで参入している方の旨味が半減します。
半減期という用語は物理現象としてもよく登場し、以下のようなグラフとなります。
ブロック生成時間
どちらも:90秒
これは何かというと、簡単にいえば、90秒毎に会計チェックを行うということです。
この会計チェックをやり遂げた人がマイニングの勝利者として次の項目である報酬をいただけます。
この時間が短ければ短いほど決済成立までにかかる時間は短くなりますが、その分ブロックを繋げることが容易ということもあるのでブロックが分岐したり、改竄が行われる可能性が高くなるデメリットもあります。
ブロック報酬
モナコイン:50MONA
BitZeny:250ZNY
先ほど述べたように、ブロック生成時間(90秒)毎の取引に不正がないかどうか、マイナーがチェックをしています。
その中で、一番早く解を発見したマイナーに報酬として支払われるものがブロック報酬なるものです。
ちなみに、BitZenyに関してはPCでも簡単にマイニングに参加できることを売りにしています。
このマイニングは、それこそ言葉通り宝探しに似ています。
発見するまでの時間間隔が大体90秒くらい、お宝発見者が受け取る報酬がブロック報酬となります。
一人で見つけるのが大変なら、チームを組んで探したりします。
この絵の中に、発見と確認というものがあります。
実はここがポイントで仮想通貨を支えるブロックチェーン技術は、
「宝物を発見するのはものすごく大変だけど、発見された宝物が本物かどうかを確認するのはとても簡単」
という暗号の基本を利用しています。
この辺をぼんやり理解していれば、もう少し難しい記事を見ても理解がスムーズになるかと思います。
暗号通貨は胡散臭いですが、背後にある技術に関してはよくできているので知識の収集はお勧めできます。
*1:正確に言えば期間ではなくブロック生成の数に依存しています