島田紳助のスキル
今の若い人は知らないかもしれないですが、2011年に引退した司会者に「島田紳助」という方がいました。
少しきつい表現や裏での暴行事件など、苦手な方も多かったとは思いますが、私は苦手意識の中にも「頭の回転が早い人なんだな」と尊敬していたのを覚えています。
それのきっかけになったシーンが2009年02月24日の某番組にてあった紳助さんとジャニーズの亀梨くんのやり取りです。
当時、M1優勝で注目を浴びていたオードリーの春日さんの『超節約術』として靴下を洗わずに畳で消臭する等々についてVTRで紹介されていた際のやり取りです。
春日さん、当時はかなりのドケチキャラでした。
若林「(春日さんは)銭湯代450円もったいないから、赤ちゃんのおしりふきで毎日身体拭いてるんですよ。」
春日「でも、清潔ですよ、拭いてますから。」
亀梨「いや、それはちょっと、僕もテレビとかで色々見させてもらいましたけど、ちょっと違うと思うんですよ。お風呂とかは最低限のもの。例えば、靴下を洗うとか。畳でニオイは消えるかもしれない。けど、誰かと会った時に.....誰かと一緒に生きてるわけじゃないですか?」
春日「そうですけど、それでちゃんと事が足りてるわけじゃないですか?」
亀梨「それは自分の中じゃないですか。」
亀梨くんが曖昧な言い方をするので、春日さんも反論できます。
このやり取りを聞いて、紳助さんが亀梨くんの思いを代弁します。
紳助「春日さん、あなたがよかったとしても、春日さんの汚い靴下を見て周りの方が不快な思いをするのはいけないことだと思いますよ。 ってことでしょ?」
ビジネス上の会話でも友人との会話でも「相手が何を言いたいのかを読み取る力」は円滑なコミュニケーションに必須と思っているので、自分もそうありたいとつくづく思う今日この頃です。