やりたいこと
Vyattaにてkeepalivedにおけるadvert_intの値を変更する。
環境情報
- Debian 4.19.150-0vyatta1
やり方
以下のように、冗長構成を取っている両機に対して構成変更モードに遷移した後に設定変更を実施する。数字の単位は秒。
$ configure # set interfaces bonding XX vrrp vrrp-group XX advertise-interval 30 # commit # exit
設定値は以下で確認ができる。
$ show vrrp detail -------------------------------------------------- Interface: XX -------------- Group: 1 ---------- State: MASTER .... Advertisement interval: 30 sec ...
以下、補足です。
補足
指定した時刻が反映されていることの動作確認方法として、VRRPの切り替えテストがあります。
具体的には疑似障害を発生させるためにMaster側にて以下を実施すると
# set interfaces bonding XX vrrp vrrp-group X disable
即座にBACKUPとして動作しまが、元々のBACKUP側は指定した値毎にチェックをし、3回目の死活監視失敗で初めてMASTERに遷移します。要はAdvertisement intervalに表示されている数値でこの切り替わりの感度を調整ができ、同値が短いほうがより早く切り替えが行われますが通信断が頻発する環境では誤作動してしまう可能性があります。
尚、疑似障害を解消する際は以下にて投入した設定が削除され、元の状態に戻すことができます。
# delete interfaces bonding XX vrrp vrrp-group X disable
以上。