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【カードゲーム】XENOのルール紹介

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はじめに

中田敦彦さんが制作に携わったカードゲームにXENOというものがあります。
原子番号54のキセノン(xenon)とスペルが似ていますが、読み方はゼノです。*1

ルールや世界観が以下の公式サイトで公開済みでしたので、ルールのみを簡単に整理しました。

ラブレターというカナイセイジさん考案のボードゲームが、本ルールの題材になっているようです。

基本ルール

全体のルールとして

  • カードは18枚(山札は最初18枚)
  • 2人から4人で対戦
  • カードには数字が書かれている
  • 最初に1枚ずつ山札を引いて手札にする
  • 転生札を1枚山札の横に置く(裏面のまま)
  • 順番に山札を1枚引いて手札に加え、1枚を場に出して効果を発動する

そしてゲームの終了条件は

  • 山札がなくなった時(手持ちカードのランクが高い人が勝利)
  • 1人を残して全員脱落した時(残った人が勝利)

となっています。

要は、順番に山札から1枚ずつカードを引いては手持ちの中から効果を発動していく中で、相手のカードの効果で自分が脱落しないように画策していくゲームです。

カードそれぞれの効果

使用するのは以下のカードです。

種類 ランク 枚数
英雄 10 1
皇帝 9 1
精霊 8 2
賢者 7 2
貴族 6 2
死神 5 2
乙女 4 2
占師 3 2
兵士 2 2
少年 1 2


イラストもクール
英雄と皇帝が一枚ずつで残りは二枚の計18枚です。

気になるカードの効果ですが、まずはランク10~6のカードです。

英雄

場に出すことができず、捨てさせられたら脱落する。
皇帝以外に脱落させられた時に転生札で復活する。

相手の手札を捨て去るものがいくつかありますが、それらで捨てさせられても転生札から復活できます。
転生札は一枚しかありませんが、英雄も一枚しかないので数は足ります。数字としては一番強いので、このカードを持ったまま山札が無くなれば勝利もできますね。

皇帝

指名した相手に山札から1枚引かせて、手札を2枚とも公開させる。そしてどちらか1枚を指定し捨てさせる。

皇帝は英雄を持っているプレイヤーを選べばその人を脱落させることができます。補足にも記載がないので、この公開範囲はプレイヤー全員と思われます。選ばれた人は結構辛いですね。

精霊

指名した相手の手札と自分の持っている手札を交換する。

精霊含む以降のカードは2枚入っています。
交換対象になった人は、精霊を使った人の手札が分かってしまうので弱点を見せることにもなります。

賢者

次の手番で山札から1枚引くかわりに3枚引き、そのうち1枚を選ぶことができる。残り2枚は山札へ戻す。

山札が少ない場合はある数だけ引くようです。山札が少なくなってきているタイミングで使えば自分しか知らない山札に残るカード情報を武器に戦えそうです。

貴族

1枚目が場に出た時は、指名した相手と手札を見せ合う。2枚目が場に出た時は、指名した相手と手札を見せ合い、数字の小さい方が脱落する。見せ合う際は他のプレイヤーに見られないよう密かに見せ合う。

貴族と共に数字が大きいカードを持っている場合はこれを使って相手を脱落させることができます。ただし、貴族と共に数字が低いカードを持っている場合は貴族は温存する選択を選ばなければならないですね。

次からはランク5~1です。

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死神

指名した相手に山札から1枚引かせる。2枚になった相手の手札を非公開にさせたまま、1枚を指定して捨てさせる。

相手の手札を捨てさせることができるので、ノーリスクで使えるカードですかね。

乙女

次の自分の手番まで自分への効果を無効にする。

こちらも死神同様、ノーリスクで使えるホッとするカードかもしれません。

占師

指名した相手の手札を見る。

こちらは情報収集を行えます。自分しか見れません。ただし、手札を見られたということで狙われるかもしれません。

兵士

指名した相手の手札を言い当てると相手は脱落する。

分かりやすいカードです。要は、このカードを持っている場合であれそうでない場合であれ相手の手札を予想できれば本ゲームは有利に進むことができそうです。

少年

1枚目の捨て札は何の効果も発動しないが、場に2枚目が出た時には皇帝と同じ効果「公開処刑」が発動する。

最初に捨てた人は特に効果はなく、次に捨てた際に皇帝扱いとなります。つまり、皇帝カードは実質2枚あり、それも終盤に出てくるんですね。

所感

「毎度カードを発動しなければならない」という制約がこのゲームをおもしろくしている気がします。
取っておきたいカードがあれば、逆のカードを使う必要があるということで、相手が何を残しているのかを探っていくんでしょうか。また、山札がなくなることが頻繁に起こりえるのであれば終盤は数字を意識して戦う必要がありそうです。

一点気になったのは「兵士」カードです。補足には以下のようにありますが

指名されたプレイヤーは、手番プレイヤーの宣言が一致しているか回答します。
合っていた場合は手札を捨て、脱落となります。
外れていた場合は、外れていることを告げます。
手札が何かを教える必要はありません。

当たっているにも関わらず外れているフリをした場合、それはばれないんでしょうか?このルールが少し性善説になっているように見えて気になりました。

こういう性善説や性悪説を考えるのはゲーム理論のおもしろいところでもあります。

以上、ゼノの簡単ルール紹介でした。。

*1:Xboxに採用されたPowerアーキテクチャのCPUはXenonというスペルでゼノンと読むのでそれに近いですね