はじめに
ESXiとvCenterの名前解決にDNSが要件になりますが、初期構築の段階ではvCenterにhostsファイルを書いて名前解決をさせることもあるかと思います。
後々DNSにつないだ際にこのhostsファイルとDNSに登録した内容に差が出た場合にはvCenterの実機に記載されているhostsファイルを確認する必要があります。そのような際の手順について説明します。
環境情報
- VMware vCenter Server Appliance 6.7
vCSAにコンソールログイン
今回はESXiにvCenterServerApplianceを展開しているとします。
vCenterの管理画面から該当のゲストを選択し以下のようにCUI環境でログインを試みます。
初期画面をEnterで進めると
Please visit the following URL to configure this appliance...
という文言が出てくるところでAlt + →
を押せば
... login :
という画面に遷移するのでrootユーザでログインします。パスワードはvCenter Server Appliance のデプロイ時に設定したパスワードになります。
ログインが成功すると
Command>
という画面に遷移するのでshell
と押下すれば見慣れた画面になります。
Command> shell Shell access is granted to root root@.. [ ~ ]#
ちなみにここで利用されているシェルはapplianceshと書かれていますがbashで使えるコマンドは一通り使えます。
# echo $SHELL /bin/appliancesh
hostsファイルを確認する
あとはLinux機同様にhostsファイルを見に行けば内容が確認できます。
# cat /etc/hosts ...
少なくともVmware Appliance Management Interface(VAMI)を利用して記載された部分が
# VAMI_EDIT_BIGIN 127.0.0.1 hoge hoge.co.jp localhost # VAMI_EDIT_END
のように確認できます。
ログアウトする際はexitを2度押せばログイン前の画面に戻ります。
# exit
終わりに
基本はブラウザベースで操作するvCenterですが細かい箇所はコンソールにログインして内容を確認する必要があります。
実機にログインすることは滅多にないとは思いますが、ログイン方法だけでも覚えておくといざと言う時に役立つと思います。