★宇宙兄弟★
本記事では、漫画「宇宙兄弟 35巻」の感想をツラツラと書いています。
前巻
ネタバレを含んでいるので閲覧はご注意ください。
以下、あらすじです。
静かなる月面。
太陽フレアへの焦りと、帰還船を失った恐怖が、孤独な作業を続ける六太とフィリップを、じわじわと苦しめていく。
そんな時、二人を救うべく立ち上がったのはー。
印象に残った箇所
ここからは個人的に印象に残っている部分の紹介と感想です。
仕事の意味
フィリップは、自分の仕事の意味について吐露します。
こういう途方もない作業をず〜っとやっていると これって意味があるのかなーってちょっと考えちゃったりさ・・・
それに対して六太は、福田さんの仕事を例にして仕事の結果に意味はあると述べます。
俺たちはそれでいいんだよ 自分のやっていることの"意味"を探す必要はない やったことの結果が誰かの"意味あること"になればいいんだ(六太)
これを、フィリップだけではなく、六太自身を奮い立たせるために述べているのが良いです。
好きなことばかりをするわけではない、世の社会人にも通じる考え方だな、と思いました。
二人の約束
宇宙飛行士を目指すきっかけとなったシャロンとの約束、「月面望遠鏡」がついに完成しました。
JAXAの最新ニュースは、六太が子供の頃にやっていたポーズです。
シャロンにだけ伝わるメッセージ、いいですね、こういう粋な行動。
また、個人的にはそのJAXAの会見の中での、茄子田理事長の演説も好きでした。いわゆる陰口の反対ができる人ですね、私もそうありたいです。
そして、宇宙兄弟の二大約束である
- 月に行って月面望遠鏡を立てる
- 兄弟二人で月に立つ
のうちの一つが叶いました。もう一つの約束が、どうなるのかも今後に期待です。
約束の達成への感謝メッセージにて、シャロンと六太の間に約束が新たに追加されました。
文字にすると野暮ったくなるので割愛しますが、素敵な約束でした。
全体を通して
冒頭でのベディの手術の成功や新しいキャラクターの登場など、見どころはたくさんありましたが、やはりシャロンと六太との場面が印象に残りました。
シャロンが登場するシーンは名言が連発しますね。フィクションと分かっていても感情移入してしまいます。
また、35巻の最後のコマは吾妻さんでした。
次巻では月に取り残された二人を救出すべく吾妻にフィーチャーがあたるのでしょうか。
本当に楽しみです。