はじめに
以下の記事でも触れたようにJSON形式で価を保持するMongoDBはNode.jsと相性がよいためサービスの組み合わせでもよく見られます。
本記事ではUbuntu環境に1からインストールを行い、Node.jsプログラムからMongoDBにドキュメントを挿入する流れを紹介します。
環境情報
- Ubuntu : 20.04
- Node.js : v10.19
- MongoDB : v3.6
Ubuntuはコンテナ上で立ち上げました。
$ docker run -ti ubuntu
Node.jsのインストール
以下でNode.js本体とパッケージインストーラのnpmがインストールできます。
# apt install -y nodejs npm
以下でバージョンが確認でき
# node --version v10.19.0
「console.log("Hello");」とだけ記載したファイルを作成してnodeコマンドで実行すると
# node test.js Hello
標準出力に表示されます。
また、以下のように記載することでポート8080で待ち受けるサービスとして常駐させることもできます。
var http = require('http'); var server = http.createServer(function(req, res) { res.write("HTTP Request!\n"); res.end(); }).listen(8080);
以下コマンドで実行すれば
# node httptest.js &
8080番ポートが空いていることが確認でき
# lsof -i COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME node 7924 root 20u IPv6 15939768 0t0 TCP *:http-alt (LISTEN) # cat /etc/services | grep http-alt http-alt 8080/tcp webcache # WWW caching service
curl localhost:8080
で値が返ってきます。
MongoDBのインストール
以下でインストールが行え
# apt install -y mongodb
以下で起動できます。
# service mongodb status * Checking status of database mongodb [fail]
# service mongodb start * Starting database mongodb [ OK ]
# service mongodb status * Checking status of database mongodb [ OK ]
接続はmongoコマンドで行え
# mongo MongoDB shell version v3.6.8 connecting to: mongodb://127.0.0.1:27017 Implicit session: session { "id" : UUID("53637c76-df60-42f6-b0a3-4246ddd74891") } MongoDB server version: 3.6.8 Welcome to the MongoDB shell.
以下でtestというDBを作りuserというコレクションにドキュメントを一行insertできます。
> use test
> db.user.insert({name:'taro', age:15});
切断はexit
コマンドです。
終わりに
これでNode.js及びMongoDBのインストールおよび動作確認が行えました。
後編で実際にNode.jsから値を書き込みます。