はじめに
MacでFedora-WorkstationのISOイメージを取得し、USBにブート用に書き込み、実際に起動するまでの流れについて解説します。
環境情報
- macOS 10.15
USBの初期化
既にフォーマットされたりしている場合は初期化しておきます。
デフォルトで入っているディスクユーティリティにて該当のUSBを選択し、「消去」と押せば初期化できます。
初期化された状態でターミナル上で以下のコマンドを押下すれば
$ diskutil list
externalのディスクとして以下のように表示されます。(DOS_FAT_32で初期化した場合)
/dev/disk2 (external, physical): #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: FDisk_partition_scheme *62.5 GB disk2 1: DOS_FAT_32 USB 62.5 GB disk2s1
インストールしたISOをUSBに書き込み
ISOファイルをUSBに書き込むため、以下コマンドにてアンマウントした状態で
$ diskutil unMountDisk /dev/disk2 Unmount of all volumes on disk2 was successful
以下で書き込み用のコマンドをsudo権限で行います。
$ dd if=/Users/xx/Downloads/Fedora-Workstation-Live-x86_64-33-1.2.iso of=/dev/disk2 bs=1m dd: /dev/disk2: Permission denied xx 2355+1 records in 2355+1 records out xx bytes transferred in 2278.428273 secs (1083908 bytes/sec)
ちなみにアンマウントしていないと以下でエラーとなります。
dd: /dev/disk2: Resource busy
書き込み後はUSBでブート
ddコマンドが終了すれば以下コマンドの結果が変わっています。
$ diskutil list
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: FDisk_partition_scheme *62.5 GB disk2 1: 0xEF 11.4 MB disk2s2
Macをシャットダウンし、Optionキーを押しながら電源ボタンを押せばブートデバイスをハードディスク(普通のmacOSの起動)かUSBデバイスかを選択できます。候補が複数ある場合はUSBデバイスを抜き差しすれば、該当のものが確認できます。
あとはそのデバイスを選択すればLinuxが起動します。もちろん、次回以降に普通に起動すればmacOSで起動します。
終わりに
USBに書き込む部分はFedora Media Writerやその他のツールを使っても同様の結果になります。
が、この手の操作をする方はある程度エンジニアの方が多いと思い、今回はコマンド中心で説明しました。
以上、ご参考になれば幸いです。