(O+P)ut

ITエンジニアのアウトプット録



(O+P)ut


(メモ)Zertoとは

f:id:mtiit:20190308162753p:plain

はじめに

Zerto社の主力製品にZerto Virtual Replicationというレプリケーションツールがあります。
興味があったのでインターネット情報を簡単に整理したメモを残しておきます。まとまればきちんとした記事にする予定です。
読み方は ゼルト です。

そもそもZerto Virtual Replicationとは?

以下の画像が分かりやすいです。
f:id:mtiit:20190308163821p:plain
https://www.youtube.com/watch?v=94riXBp0ODw より抜粋した資料を元に作成

仮想環境において、ストレージベースのレプリケーションではなくハイパーバイザベースのレプリケーションをZerto Virtual Replication(以下 ZertoVR)で行うことをメッセージにしています。

利用できるハイパーバイザはVMwareHyper-Vです。AWSなどのクラウドでも利用できます。

ストレージ間でのレプリケーションと比較すると以下のメリットが享受できますが

  • バックアップ側に同等のストレージを用意する必要がない
  • 仮想マシン単位の制御ができる

デメリットとしてストレージ側で行う作業をハイパーバイザで代替わりするのでサーバのスペックが余分に求められれます。

ただ、気になる点として例えばVMWareとしてもレプリケーション機能は既に存在しています。
f:id:mtiit:20190312145256p:plain
https://blogs.vmware.com/jp-cim/2014/09/vsphere_kiso06.html より画像を抜粋

ZertoはHyper-VVmwareの間でレプリケーションを行えたりと、確かに設計の自由度はありますが差別化ポイントが気になるところです。

と思うと同じ疑問について先回りして解説しているZerto社の公式記事がありました。

Zerotの優位性

上記記事からの抜粋とコメントです。

Zerto Virtual Replication is a product relevant for enterprise replication and recovery and why we feel vSphere Replication is better suited to replicating a small numbers of VMs from branch offices.

vSphere Replicationは小さい規模に向いている、と述べています。逆に、Zerto VRは大規模でも対応ができる、ということですね。その理由が以下に続きます。

Zerto Virtual Replication provides continuous block level replication of changes giving a Recovery Point Objective of seconds, consistent across a multi-vm application, using Virtual Protection Group technology.
With built-in bandwidth optimization and compression, Zerto Virtual Replication will automatically utilize the maximum assigned bandwidth and compress changes by 50%+ in order to maintain a consistently low Recovery Point Objective, that is consistent across a multi-VM application.

Virtual Protection Group技術を用いて大規模環境でもVMでグループを組み、個別にRPO*1を設定できるようです。
また、RPOも数秒台まで実現可能でそれは伝送データの高圧縮率が肝のようです。

vSphere Replication has no consistency grouping of VMs and no bandwidth optimization and compression.
Each replication interval will take a random amount of time, on a per VM basis, depending on the data change rate; meaning vSphere Replication will always run at random intervals with no way to control when it is or isn’t replicating.

ただし、記事は古いので最新での比較記事が待たれます。例えば、vSphere Replicationには帯域幅の最適化と圧縮がないと言っています。
(ESXi v6以降であればvSphere Replicationの圧縮が行えます)

また、ここでは複製間隔がデータ変更率に応じてランダムな時間がかかることを指摘してます。

確かにデータ変更率を考慮してRTOを設定する必要はありますが、ZertoVRはそこが保証されるのでしょうか?
直感的には変更したデータが例えば3GBだった場合、50%圧縮しても1.5GBを伝送する必要があります。このあたりのRTOをどのように保証しているのか、何GBを越えればそれが保証されないのか、などが気になります。

説明の最後に

Don’t just take my word for it; feel free to validate my opinion and results by testing out Zerto Virtual Replication against vSphere Replication yourself with our free trial.

本記事の言葉は鵜呑みにせず、まずはフリートライアルで体験してください、ときました。
確かに実際に触ってみれば分かることですね。

まとめ

上記の英語記事は2014年のものなので、また強みが変わっていると思われますが、

Zertoのレプリケーションツールの強みは

  • VMWareHyper-Vでも利用可能
  • VMをVirtual Protection Groupとして要件毎に管理可能
  • 圧縮/帯域の活用に強み
  • クラウドとオンプレで利用可能

と理解しました。
あとは、実際に試用版を試してみたいと思います。

以上、Zertoに関するメモでした。

*1:RPO : 障害が発生した場合にどの程度前までのデータに戻せるか、という指標