はじめに
IBM CloudのICOS(IBM Cloud Object Storage)に作成したバケットにawsコマンドでファイルを配置する流れを記載しました。
環境情報
$ aws --version aws-cli/1.18.181 ...
事前準備
以下のバケット情報を利用するとします。
$ aws --endpoint-url https://s3.jp-tok.cloud-object-storage.appdomain.cloud s3 ls 2020-10-10 20:20:20 test-storage
尚、awsコマンドのプロファイルの設定は以下を参照ください。
ファイルのアップロードを行う
ローカルに保持しているuploadtest.txtという名称のファイルをアップロードします。
以下コマンドでローカルのファイルをICOS上にコピーできるので
aws s3 cp {localfilepath} s3://{bucketname}
以下のtest-storageというバケットに配置します。
$ aws --endpoint-url https://s3.jp-tok.cloud-object-storage.appdomain.cloud s3 cp uploadtest.txt s3://test-storage upload: ./uploadtest.txt to s3://test-storage/uploadtest.txt
以下で配置されたことが確認できます。
$ aws --endpoint-url https://s3.jp-tok.cloud-object-storage.appdomain.cloud s3 ls s3://test-storage 2020-XX-XX XX:XX 7 uploadtest.txt
ポータル上からも確認できます。
ファイルの削除を行う
以下コマンドでICOS上のファイルを削除できるので
aws s3 rm s3://{bucketname}/{filename}
以下コマンドで対象ファイルを削除可能です。
$ aws --endpoint-url https://s3.jp-tok.cloud-object-storage.appdomain.cloud s3 rm s3://test-storage/uploadtest.txt delete: s3://test-storage/uploadtest.txt
確かにファイルは消えています。
$ aws --endpoint-url https://s3.jp-tok.cloud-object-storage.appdomain.cloud s3 ls s3://test-storage
こちらもポータルから見ても消えています。
一点注意ポイントとして既に削除されているファイルに対して同コマンドを発行しても以下のように同じメッセージが表示されます。
$ aws --endpoint-url https://s3.jp-tok.cloud-object-storage.appdomain.cloud s3 rm s3://test-storage/uploadtest.txt delete: s3://test-storage/uploadtest.txt
正常終了の判定には利用できないのでご注意ください。
終わりに
ターミナル上でICOSのバケットにファイルをアップロード及び特定ファイルを削除する流れとなります。
以上、ご参考になれば幸いです。