はじめに
GoogleCloudPlatformではComputeEngineとして30GBのHDDが無料枠で利用できます。
一方で設定値が10GBとなっていたのでここをディスク拡張した際の操作ログです。
環境情報
$ gcloud --version Google Cloud SDK 289.0.0
ComputeEngine
「VM インスタンスの詳細」の中に「ブートディスク」という項目があり、名前やイメージ、サイズ(GB)が確認できます。
具体的にイメージの箇所にOSイメージの情報である「debian-9-stretch-vxxxxxxxx」、そしてサイズの箇所にはディスクのギガ数が記載されています。
この名前部分をクリックすれば以下のようにブートディスクの拡張が行えます。
事前に仮想マシンをシャットダウンし、上記の編集ボタンを押して数値を入れて保存することでディスクを拡張し、起動を行いました。
ログビュアーでDiskのログを見ると30GBの要求があったことが残っています。
... authorizationInfo: [ 0: { granted: true permission: "compute.disks.resize" resourceAttributes: { name: "projects/my-project-1/zones/us-east1-b/disks/instance-1" service: "compute" type: "compute.disks" } } ] methodName: "v1.compute.disks.resize" request: { @type: "type.googleapis.com/compute.disks.resize" sizeGb: "30" } ...
操作後の稼働確認
GUI上からは起動しているのにSSHでログインできませんでした。以下がエラーメッセージです。
Connection via Cloud Identity-Aware Proxy Failed
Code: 4003
Reason: failed to connect to backend
You may be able to connect without using the Cloud Identity-Aware Proxy.
接続できませんでした
ポート 22 で VM に接続できません。この問題の考えられる原因の詳細についてご確認ください。
ただ数分待って再度試すと無事にSSHログインが行え、OS上からもディスク容量が拡張されていました。
# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on udev 286M 0 286M 0% /dev tmpfs 60M 7.8M 52M 14% /run /dev/sda1 30G 7.3G 21G 26% / ...
終わりに
GoogleCloudではComputeEngineにて「f1-micro VM」&「30GB 月のHDD」という条件では無料で利用できます。
メモリが0.6 GBなので制約はあるものの、コマンドの試し打ちにはおススメなのでぜひ参考にしてください。