PDってわかる?
"プリティドッグな それがどーした"
"ちげーよ"
PDという略称、確かに色々あります。
IT系の現場にて使われるPDの意味はProblem Determinationの略で「問題を確定する」という意味を指している場合があります。
例えば、サービスを提供しているシステムにトラブルが発生し、サービス停止となっている際に開始されるのがPDです。
PDの中では
- 問題の切り分け
- 問題部分を特定
を行います。
関連用語として、PDを行うために用いるデータを「PDデータ」、PDを行う専用ルームを「PDルーム」、PDを行う際の考え方のフレームワークを「PD思考」なんていったりもします。
IT系でPDが重要な理由
サービスを提供しているシステムを構成するサーバ、OS、ミドルウェア、アプリケーション、ネットワーク、ストレージ、ストレージ用ネットワークなどなどは各ベンダーがそれぞれ提供しています。
よってA社のOSにB社のミドルウェアを乗せてその上でC社のアプリケーションを動かすなんてことはざらにあるわけで、トラブルが発生した際に詳細な解析を依頼する先もまたそれぞれです。
つまり、全体だけ見ていると何が問題で何が起きているのかを掴むことが困難なので、問題を切り分けして箇所を特定するPD思考は欠かせないわけです。
終わりに
PD思考に関する本を読んでいて以下の3段階の思考パターンというフレームワークは心に残っています。
空―「空は曇っている」(事実認識)
雨―「ひと雨きそうだ」(解釈)
傘―「傘を持っていこう」(判断)
判断を迫られる際に、どこまでが「事実」でどこからが「解釈」なのかをはっきりさせる練習は、いざPDを行う上で重要だと思うので興味があれば関連書籍をご参考ください。
システムを保守する立場にある方の参考になれば幸いです。