BluePrismで画面スクロール
BluePrismとはフローを作成しながら自動化したい作業を実現していくRPAツールで、GUIの操作対象をApplication ModellerのElementとして一意に特定し、操作を行います。
本記事ではGUI操作の一つである「画面スクロール」をウェブブラウザで実現した流れについて記載します。
実現方法
ページをオープンした際に画面に存在し、入力ボックス等の文字操作をうけつけない箇所をElementXとしてIdentifyで特定します。
そのElementXを操作対象とするNavigateを作成して以下の操作を行います。
Element | Params | Action | Inputs Set |
---|---|---|---|
ElementX | Global Send Keys | Yes |
Input欄には
Name | Datatype | Value |
---|---|---|
Text | Text | "{DOWN}" |
こちらを実行すればキーボードで「スペースキー」を押下したのと同じ動きをします。
ちなみに
"{DOWN}"
の箇所を
"{PGDN}"
とすればページの最下部に行きます。こちらも便利です。
このようなキーは特殊キーと呼ばれ、{}
で囲んで入力します。
以下によく使うキーの対応を記しておきます。
バックスペース | {BS} |
---|---|
デリート | {DEL} |
下スクロール | {DOWN} |
上スクロール | {UP} |
ページDOWN | {PGDN} |
ページUP | {PGUP} |
終わりに
SikuliXでは以下コマンドで細かくスクロール幅を調整できるのですがBluePrismではそのような調整を行う機能はあるのでしょうか。
wheel("XXX.png",WHEEL_DOWN, 10)
ご存知の方はお知らせいただけますと幸いです。
以上、BluePrismの画面スクロールについて、でした。