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【BluePrism入門】RegionModeを利用する

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BluePrismとRegionMode

BluePrismとはフローを作成しながら自動化したい作業を実現していくRPAツールです。

本ツールではGUIの操作対象をApplication ModellerElementとして一意に特定し、操作を行います。

本記事では、要素にアクセスしづらい場合に座標情報を用いて操作対象を画面から一意に特定する際に利用するRegion Mode」について解説します。

Region mode

BluePrismでは、以下の流れで操作対象の情報を取得します。

  1. Objects作成
  2. ApplicationModeller作成
  3. Element-Identify実行

以下記事で解説した通り、一般的にはWindowsアプリやHTMLの構造に沿って操作対象のElementの情報を取得します。

そこで述べたように、ElementのAttributesでHighlihtが一意に特定できるようにすることがBluePrismのミソとなります。

今回はその中で、スクリーンの座標を元にした情報を得るUsing the Identification Tool - (Region mode)を選択し、対象の画面に枠がかかった状態で「Ctrl+左クリック」を行います。
f:id:mtiit:20190605163513p:plain

そうすると、BluePrism Region Editorという画面が立ち上がり、ここで対象のエリアをRegionから指定します。
f:id:mtiit:20190605162914p:plain

例えば、以下のエリアを指定しました。
f:id:mtiit:20190605180315p:plain

そのElementはTypeがRedionとなっており、
Attibutesを見ると

StartY 489
StartX 348
EndY 535
EndX 835

と記載があります。要は、html構造を完全に無視してエリア情報を取得します。

実際、ウインドウを下にスクロールして「HighLight」を押下するとずれてしまいます。
f:id:mtiit:20190605180859p:plain

一方で、本機能を用いれば内部構造にアクセスしにくいアプリケーションにおいても操作することが可能になります。

終わりに

RegionModeでは、内部構造にアクセスできないアプリケーションにて力を発揮します。
実際、LotusNotesの自動化を行う際はこちらのModeを利用しました。

ご参考になれば幸いです。