はじめに
本記事ではvyosやvyattaという用語を耳にしたものの「vyosとは?」「vyattaとは?」ということで調べていた時のことをメモに残しておきます。ちなみに読み方ですが「ブイワイオーエス/ワイオス」「ビアッタ」です。
ソフトウェアルータ
VyOSとVyattaはOSライクなレイヤーの用語で、同製品を入れたマシンはルータ機能を提供します。
その中でVyOSはオープンソースで開発されているネットワークOSであり、Vyattaの無償版であるVyatta Coreが元になっています。
一方でVyattaは米国AT&T社のメンバーにて開発が進められているソフトウェアルータ(Vyatta VRouter)。もともとはSANスイッチなどを製造するBrocade社からAT&T社が買収したのが2017年でそこからはAT&Tが同製品を展開しています。
AT&T acquired the Vyatta assets of Brocade Communications, including the Vyatta vRouter in June 2017.
その実体はDebianベースのOSであり、そこにルーティングを担うデーモンやファイアウォールを動作させています。
そしてコマンド構文にはモードという概念があり、その点はシスコスイッチに似ています。
終わりに
オープンソースライクなのがVyOSで商用利用で採用されるのがVyattaという違いです。
実際、IBMCloudではアプライアンス機器としてVyatta搭載のルータが利用できます。
以上、ご参考になれば幸いです。