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【RHEL7】/var/log/messagesにある"User Slice of"とは

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User Slice of... の意味

結論から言えば、単なるログインログです。

以下、公式ページからの抜粋です。

These messages are normal and expected -- they will be seen any time a user logs in

systemd メッセージ Created slice & Starting Session でログがあふれる - Red Hat Customer Portal より抜粋

要は、「このメッセージは特に問題なく、ユーザーログイン時に表示される」といった旨が記載されています。
また、syslogの設定によって表示させないようにすることも可能とガイドされています。

補足

以下のようなメッセージがmessagesファイルに表示されているかと思います。

Oct 1 00:01:01 hostname systemd: Created slice User Slice of root.
Oct 1 00:01:01 hostname systemd: Starting User Slice of root.
Oct 1 00:01:02 hostname systemd: Started Session 1 of user root.
Oct 1 00:01:02 hostname systemd: Starting Session 1 of user root.
Oct 1 00:01:02 hostname systemd: Removed slise User Slice of root.
Oct 1 00:01:02 hostname systemd: Stoping User Slice of root.
...

上記メッセージはRed Hat Enterprise Linux 7が提供している機能であるsystemdによって出力され、
具体的には cgroup(control groups)というプロセスグループのリソース利用を制限する関数によって出力されている模様です。

ちなみに、このプロセスのグループ毎にリソースを制限できるという特徴から仮想マシンをプロセスとして起動するdockerでも出てくる用語でもある点は覚えておくとどこかで役立つかもしれません。

以上、messagesに出力される謎のメッセージは非表示にして問題ないという備忘録記事でした。