先日、以下のおもしろい資料を発見しました。
(参照元 https://w3techs.com/technologies/comparison/ws-ibmhttp,ws-nginx )
各Webサーバのテクノロジの市場ポジションを示しています。
ここに挙げられているWebサーバですが、
Google、IBM、MircorosoftのWebサーバに、流行りのNginx、そしてフリー界王道のApache。
唯一見慣れないのはLiteSpeedでしょうか。
聞いたことない、という方向けに本記事ではLiteSpeedとはなんぞや?というの簡単に説明します。これを読めば、今後この単語で話題が振られてもなんとなく答えれるようになります。
ちなみに、自転車好きの人が「ライトスピード」って話をふってきたらおそらくアメリカの自転車製造会社であるライトスピード社(Litespeed )を指している可能性が高いのでお気をつけください。
さて、一般人に説明するとすれば、 LiteSpeedは、
リスエスト数が多い処理もさばくことができる新しいWebサーバ です。
LiteSpeed Web Serverなので、LSWSなんて略されている記事も見かけます。
さらにエンジニア向けに一言足すとすれば、
Apache httpd と互換性があり、HTTP/2通信方式にも標準で対応しているWebサーバ です。
大量のアクセスをさばけて、HTTP/2に標準対応。
この二つは同じ意味かもしれません。実際、大量のアクセスが発生するビジーなサイトはApacheではなくNginxやLiteSpeedを採用する傾向が続いているようです。数字で見ると顕著で、最近のデータではNginxHTTP/2のサポート率は30%を超えており、LiteSpeedにいたっては90%を超えています。これはApahceやMicrosoft IISを圧倒的にしのぐ数字です。
補足ですが、HTTP/2とは、1つのコネクション内で同時に並行して複数のリクエスト/レスポンスを処理できるHTTPの新しい規格です。Webブラウザについてはバージョンによって対応していないものもあるのでそのあたりは別サイトをご参照ください。
最後に、利用ですが、GNUのフリーで使えるLiteSpeed Web Serverもあり、OpenLiteSpeedと呼ばれています。全体としてはLiteSpeed Technologies Inc.というアメリカの企業によって開発されています。今後の動向をウォッチしたいと思います。