先日、vCenterとESXiの違いについて記載しました。
ESXiをvCenterで管理するためには接続する必要がありますが、色々な理由で接続が外れた状態になる場合があります。
よくある例として、ESXiやvCenterの評価ライセンスの有効期限が切れて切断してしまうケースです。
それを再接続する場合に、2つの選択肢があるのでそれぞれの懸念点を記載したいと思います。
案1:再接続
シンプルで、基本はこちらです。ただし再接続を進めようとすると環境によっては以下のメッセージが出力されます。
ホストを再接続すると、切断中にホストで直接行われたリソース管理の変更が全てオーバーライドされます。それらの変更点を維持するには、イベントリからホストを削除し、もう一度追加します。
つまり、切断後にESXi側でリソースの変更をした場合は、接続が切断された断面の情報で設定が上書きされるようです。
ESXi実機にログインしてリソースの変更をしていないのであれば問題ないです。
案2:ホストを追加
下の画像にあるように、一旦削除して再度ホストを追加します。
実際にホスト上の仮想マシンデータが消えるわけではなく、vCenterからの接続情報を削除するイメージです。

こちらも以下のようなメッセージが出ます。
ホストを削除すると、vCenter Serverのインベントリからその仮想マシン、リソースプール、およびvAppが全て削除されます。
さらに、過去のパフォーマンスデータ、ホストレベルの権限、ユーザーが作成したアラーム、およびカスタム属性の値が削除されます。現在ホストにあるすべてのvAppは、リソースプールになります。
こちらはvCenterで管理していたESXiの情報が削除されるので再接続が可能であればそちらで対応するのがよいと思います。
ちなみに、vAppはアプリケーションをパッケージ化して管理するフォーマットです。
結論として、切断されてしまうと面倒なのでライセンス管理にはご注意ください。
以上です。