感心したアイデア
先日、電車にのっていると、東京電力エナジーパートナー株式会社の広告が。
ネットで調べて見ると、
ひげは電気、耳はガスの炎を模したキャラクターで電力の都市ガスのセットで販売することが可能な東電を消費者にアピールする。
として東京電力エナジーパートナー株式会社が発表したキャラクターでした。
ガスと電力というのを一つのキャラクターに自然に押し込むデザイン。
このデザインアイデアには感心しました。
このようなキャラが出てくる背景として、2016年に電力小売自由化が、2017年に都市ガス自由化が始まったことにあります。
特に人が密集している都市では各社がしのぎを削っています。
今までは各地域の電力会社、またはガス会社が独占していたものが解禁となったため、それこそ東京電力と東京ガスが電力とガスをセットで売っている状態です。*1
そんなこんなで各社、広告に力を入れている中で東京電力のこのキャラクターはよくできていると思います。
参考までに、他社のキャラクターも紹介します。電力会社は既にまとめがありましたので、以下にリンクを張っておきます。
電力会社10社のゆるキャラまとめ!! | タイナビスイッチ
今回は、4大ガス会社の東京ガス、東邦ガス、大阪ガス、西部ガスのキャラクターをピックアップしました。
東京ガス
キャラクター名:電パッチョ(左側)、パッチョ(右側)
東邦ガス
キャラクター名:リュウベア(左側)、アンベア(右側)
名前の付け方がかなり秀逸です...
大阪ガス
キャラクター名:マイマイ
西部ガス
キャラクター名:ガスボウヤ
ただ、この電気とガスのセットのデザインはいいですね。
電力とガスのセット販売のために、東京ガスや東邦ガスのように2つのキャラクターを用意する、のではなくそれを一つのキャラクターに押し込むのは、改めてすばらしいと感じる結果となりました。
以上となります。
*1:独占というのがそこまで「悪」かというとそうでもなくて、例えば山奥や離島に住んでいる家まで電力やガスを届けるためには、採算度外視でインフラを整備する必要があります。送電を含めて全てを自由化してしまえば、それらのエリアは割には合わないので電力を配らなくていいや、となってしまう恐れがあります。