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【入門】表スペースと表の違い

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データベースとインスタンスの違いについては、下記のように記載しました。

一方で、同じようにややこしい用語がデータベースの話の中ではいっぱいあります。
今回は、表スペースについて、簡単に説明します。


表スペースと表の違い

はじめに

まず、どちらもデータベース単位で管理されています。しかし、同等というより、表スペースの中に表がいる、といった方が理解しやすいかもしれません。
イメージは、下記のような感じです。
f:id:mtiit:20171224173934p:plain

表スペース

表スペースというのは、少し定義が難しい代物だと思います。Googleで「表スペースとは」で検索すると以下の2件が上位にでてきました。

表スペース(表領域) とは、データベース管理システム(DBMS)がデータを保管するために記憶装置(ストレージ)上に確保した領域のこと。  by IT用語辞典

表スペース とは、表が実際に保管されるデータ・セットを保持する、ディスク上のボリューム・セットです。すべての表が、表スペースに保管されます。 by IBM Knowledge Center

 と システムのディスクor物理メモリー の橋渡しをするような存在として記述されている文献もあったりします。

実体がわかりづらいですが、表スペースの中に表がいるというイメージを知っていれば間違いないと思います。

定義が難しい表スペースに比べて、表はとても分かりやすいと思います。

表とは、関連するデータを論理的に列と行に配列したコレクション です。

テーブルとも言い、DBの操作として CREATE TABLE ... で作るものが表です。見慣れている2次元のあれです。

要するに

簡単に表スペースと表について記載しましたが、さきほどの図に残りのオブジェクトを追記したものがこちらになります。

f:id:mtiit:20171224175243p:plain

これが表スペースと表の違いです。

つまり、
表スペースの中には表を複数作ることができ、表スペースの中にはインデックスといった索引情報も含まれる。表といえばテーブルのこと。
といった理解であながち間違いではないです。

この図に出てくる用語に、具体的なイメージを持てていればデータベースを取り巻くオブジェクトの話でちんぷんかんぷんになることはないように感じます。

以上、データベースに関する用語説明でした。